TOP 特集・コラム キャンプ用具はコインランドリーで洗える?プロが答えます!

キャンプ用具はコインランドリーで洗える?プロが答えます!

キャンプ用具はコインランドリーで洗える?プロが答えます!

こんにちは。TOSEIライターチームです。

この記事で分かること

・キャンプ用具はコインランドリーで洗濯・乾燥が可能なの?

・具体的な洗い方、機器の使い方をご紹介。

目次

心地よい季節がやってくると、アウトドアレジャーに出かけたくなりますよね。最近ではベランピング(ベランダ+グランピングの造語で自宅の庭やベランダ等、家でも楽しめるアウトドア)というワードも出てくるほどキャンプが大人気です。ベランダキャンプでも川遊びでも山遊びでも、テントや寝袋は必要不可欠なアイテムです。

さて、汚れてしまったテントや寝袋、みなさんはどうやって洗濯していますか?これらのキャンプ用具はコインランドリーで洗えるのでしょうか? ここでは、コインランドリーのプロTOSEIが詳しくご紹介します。

※本記事はTOSEIの機器(洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機)を基準とした内容になります。他社様製品の場合は条件が異なる場合もございますのでご注意ください。

テントや寝袋、マット、ブランケット、軍手、靴…
キャンプ用具はコインランドリーで洗濯できますか?

山や川遊びに欠かせないテントですが、使い終わった後の泥汚れって結構目立ちますよね。寝袋も洗濯しないと匂いが気になります。家のベランダで干して泥を取ったり、乾燥させたりといった程度のケアをされている方も多いと思いますが、これらのキャンプ用具がコインランドリーで洗えるととても便利ですよね。

テント・・・コインランドリーでは洗濯できません

テント・・・コインランドリーでは洗濯できません

残念ながら、テントはコインランドリーで洗濯乾燥させることはできません。
テントは強力な撥水加工がされており、脱水しても水が抜けず洗濯が正確にできないだけでなく、機器が破損したりなどトラブルになる可能性があるためです。テントに関しては、使用後すぐに汚れを拭き取り、きちんと乾かせば洗濯する必要はありません。どうしても取れない汚れやカビなどが気になる方は、キャンプ用具専用のクリーニングサービスもあるそうなのでそちらを利用しましょう。

また、同じく撥水加工がされているレインコートやアウターなどはなども同様です。レインコートなど撥水加工がされたアイテムはコインランドリーのご利用を避けてください。

寝袋・・・コインランドリーで洗濯・乾燥が可能です

寝袋・・・コインランドリーで洗濯・乾燥が可能です

次に、キャンプのマストアイテム、寝袋(ダウン素材やポリエステル素材)ですが、寝袋はダウンジャケットやこたつ布団と同様の扱いなので、コインランドリーでの洗濯が可能です。ただし、素材については一部注意が必要です。

<洗える素材:ナイロン・ポリエステルなど>

ナイロンやポリエステル素材の寝袋は問題ありません。ただし、生地が薄手のものや経年劣化しているものは引っ掻き傷による裂傷や、さらなる品質劣化が起こる可能性もあるので気をつけてください。状態が悪いものは利用をやめましょう。

<洗えない素材:ポリウレタン>

ポリウレタン素材の寝袋は要注意です。ポリウレタン素材は製造(購入時ではなく製造時期)から寿命が3年と言われています。ポリウレタン素材は放置しているだけでも加水分解によりベタつき、表面剥離がおきます。洗濯するとそれがより顕著に現れてしまい、クリーニング屋さんでも要注意素材と言われています。お持ちの寝袋がポリウレタン素材の場合はコインランドリーでの洗濯はおすすめいたしません。

コインランドリーでの寝袋の洗い方は、次の通りです。基本的には通常の洗濯物と同じように洗濯していただいて問題ありません。

寝袋のコインランドリーでの洗濯方法や注意点

・寝袋を裏返してください。
・専用のネットをお持ちの方はネットへ入れてください。
・通常の洗濯物同様、ざっくりと洗濯機へ入れてください。
・乾燥までされる方は「洗濯乾燥コース」をご利用ください。
・乾燥時間は寝袋の素材や厚さによって異なります。。
 乾燥が終わったら一度乾燥具合を確認し、必要に応じて乾燥時間を追加してください。

寝袋のコインランドリーでの洗濯方法や注意点

薄手のダウン素材などの場合、洗濯時に引っ掻き傷ができてしまう場合はあります。できる限りネットに入れて洗濯をしてください。ネットがない場合は、ホックやファスナーなどがついた衣類等とは一緒に洗濯しないようにしましょう。

キャンプ用マット・・・コインランドリーで洗濯・乾燥が可能です

ダウン素材やポリエステル素材のマットであれば洗濯も乾燥も可能です。 ダウン素材の場合は、ウレタン素材には気をつけてください(※寝袋の項目参照)。キャンプ用のマットに関しても、通常の洗濯物と同じように洗濯していただいて問題ありません。

キャンプ用マットの洗濯時の注意点

キャンプ用マットの洗濯時の注意点

マットは折り畳まず、衣類等の洗濯ものと同じようにざっくりと洗濯機へ入れてください。マットを畳んで入れてしまうと、折り畳みの形がついたり、作動時に遠心力による機器内での偏りが生じ、機器が故障したりする可能性もありますので、ご注意ください。乾燥までされる方は「洗濯乾燥コース」をご利用ください。終了後、乾燥が足りない場合は乾燥時間を追加してください。

その他・・・衣類やタオル、軍手、靴下、靴など

キャンプで使用した衣類やタオル、軍手、靴下、靴(スニーカー)など、泥汚れのある洗濯物に関しては、事前にある程度泥や汚れを落としてからコインランドリーを使用してください。また寒い時期にダウンジャケットを利用されて、そちらも洗濯したい場合も素材によりますが一般的なダウンジャケットはコインランドリーで洗濯可能です。スニーカーなどの靴やダウンジャケットについては詳しい記事がありますのでそちらを参照してみてください。
※末尾に記載
※スニーカーや靴は専用機器があるコインランドリーでのみご利用いただけます。

各アイテムで素材が心配な方や高級品を揃えている方は事前にメーカーさんへ確認をしていただくのもよいかと思います。

最後に

テントはコインランドリーで洗うことは難しいですが、寝袋やマット、衣類などキャンプで使用した大物アイテムはごっそりコインランドリーで洗濯乾燥が可能です。ご自宅で洗濯するより、コインランドリーで一気に洗濯乾燥してしまえば楽そうですね!また、コインランドリーは業務用の高性能の洗濯機や乾燥機で洗い上げるので、洗浄力も乾燥力も家庭用とは比べものになりません。仕上がりふんわり、スッキリきれいなキャンプ用具で長持ちも期待できます。ぜひ活用してみてくださいね。

ライタープロフィール
横田可奈 KANA YOKOTA
神戸市生まれ。東京都在住。出版社や編集プロダクションを経て、2017年よりフリーランスのエディター・ライターに。主にライフスタイル・カルチャー系の雑誌や書籍、WEBマガジンなどで活躍。趣味は旅、アート観賞。男児のママでもある
横田可奈 KANA YOKOTA

敷ふとん専用乾燥機(FDG-100C)が使える店舗を探す敷ふとん専用乾燥機(FDG-100C)が使える店舗を探す